2011-12-11 [Sun]
君は
うなるダイナモ
けたたましく
壁を蹴り
戸を叩き
幼子の眠りを
夜の静寂を乱す
いっそその首に
手をかけて
もと居た幸せの国に
帰してやろうか
と
さえ
闇の黒が私の
指先から腕へと
じわじわ侵蝕し
うすら気味の悪いことすら
心地よい
消えてなくなればよいのに
私なんて
過去ごと
君の汚い言葉聞く度に
君の無遠慮な叫び聞く度に
さてどうやって殺そうかと
ひたすらに算段する
その妄想のうちに
透けていく体
過ぎゆく時間
気がつけば
君の声はピタリ止み
夜の静寂は
当たり前の風情で
戻ってきている
ああなんとか今日も
殺さずに済んだ
こうして
人は心を病むのか
半ば安心して
外に出れば
狂ったような朱い月
その月をかすめる如く
白い星が尾を引いた
神様
どうか私に
早く終わりの日が
訪れますように
うなるダイナモ
けたたましく
壁を蹴り
戸を叩き
幼子の眠りを
夜の静寂を乱す
いっそその首に
手をかけて
もと居た幸せの国に
帰してやろうか
と
さえ
闇の黒が私の
指先から腕へと
じわじわ侵蝕し
うすら気味の悪いことすら
心地よい
消えてなくなればよいのに
私なんて
過去ごと
君の汚い言葉聞く度に
君の無遠慮な叫び聞く度に
さてどうやって殺そうかと
ひたすらに算段する
その妄想のうちに
透けていく体
過ぎゆく時間
気がつけば
君の声はピタリ止み
夜の静寂は
当たり前の風情で
戻ってきている
ああなんとか今日も
殺さずに済んだ
こうして
人は心を病むのか
半ば安心して
外に出れば
狂ったような朱い月
その月をかすめる如く
白い星が尾を引いた
神様
どうか私に
早く終わりの日が
訪れますように
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