2011-03-27 [Sun]
久々に小泉さんのメルマガより
ホントに同感…
今日は、私の意見を言わせて頂きます。
私たちは今、「正しい恐れ」を抱かなくてはなりません。
今回の東日本大震災は、もはや原発震災となりました。地震と津波で甚大な被害を受けた方々には、心からの哀悼の意を捧げます。
その上で、この原発震災が今、日本に住む私たちに何を突き付けているのかを、もっと深刻に捉えなければなりません。
まず、内閣総理大臣菅直人。あなたはだんまりを決め込んで官邸に閉じ籠り、この一刻を争う国家存亡の危機に、一体何をしているのか！一国の最高責任者として、閣僚も東電も原子力安全・保安院も、何もかもをまとめきれず、総理大臣として為すべき決断も出来ず、チェルノブイリの事故を超える可能性が福島原発にあるにも関わらず、第一に自らのパフォーマンスと菅内閣の延命だけを考えて、その結果の政策として、国民のパニックを押さえることのみに終始して、放射能のもたらす最悪の結末をはぐらかし、何が起きても「大した問題ではない！」という意味不明な会見を頻繁に官房長官に行わせ、いたずらに時間を経過させて事態を混乱に陥れています。
今こそ国家非常事態宣言を出して、復興の様々な障害となっている平時の法律の壁を取り払って、とにかく迅速に最悪に備えるリーダーシップを取るべきなのです。
今、菅内閣の次に特に酷いのがマスコミです。感動話ばかりを流して、私たちが世界が本当に欲しい情報を全くと言ってよいほど流していません。連日、東大系列の専門家と称する大先生がテレビ画面に登場して、安全だ安全だを連呼して、誰一人福島原発事故の最悪のケースに触れようとはしません。
以下が、内閣とマスコミと大先生方の発言です。
原子炉建屋の爆発は大きな問題ではない！
放射線物質を含んだ蒸気の放出も大きな問題ではない！
原子炉格納容器の損傷も大きな問題ではない！
使用済み燃料プールの水温上昇は大きな問題ではない！
食品や水の放射能汚染も大きな問題ではない！
さらに原発利権に狂奔してきた清水正孝東電社長の原発事故発生後の発言には、耳を疑うものがありました。
「大変な心配と迷惑を掛けてお詫び申し上げたい」
これは、単なる迷惑ではありません！
今や涙が出るほどの国家のヒーローとも言える原発の作業員の方の死亡や負傷に加え、牛乳や野菜や魚の放射能による汚染など、これまでに起きたことだけでも十二分に恐ろしいことで、それを清水氏は「迷惑を掛けた」としか思っていません。
こうした東電が東電なら、原発の安全を指導監督する、経済産業省原子力安全・保安院の取った行動にも驚きます。
福島第一原発に7人いるはずの検査官が、事故発生後から約一週間、自らが避難し不在だったというのです。
日本国民を未曾有の危機に晒しながら、原発の安全を指導監督する立場にある者が、この程度の自覚なのか！
これが、官民一体で押し進めてきた原発行政なのか！
内閣も東電も原子力安全・保安院も、この国難のときに全く機能していないことに、後日私たちはきちんと総括しなければなりません。
さらに私たちが想定しなければならないことは、福島第一原発の最悪のシナリオは、これらをさらに大きく凌駕するということです。
それは、1号機から6号機がメルトダウン(全炉心溶解)を起こし、4277トンの使用済み核燃料の過熱が制御不能となることです。これが人口1400万人の東京から240キロメートルしか離れていない場所で起こる可能性があり、すでに東京では水に微量の放射性物質が検出されています。
こうした国家存亡のときに、無為無策にいたずらに官邸に引きこもり、自らの責任を果たそうとしない菅直人。
放射能漏れは、安全だ安全だと語る専門家の大先生たち。
放射能漏れがそれだけ安全なら、何千億円もかけて原発を建造する必要なんてどこにあるのでしょう。
そんなに原発が安全なら、プレハブの掘っ立て小屋で炉心棒むき出しで運転したらいいのです。
さらに、専門家自身が原発事故の現場に入って安全だと説明し、微量だから健康に影響はないと説明した放射能に汚染された野菜や魚を食べて、水をがぶ飲みして私たちに見せて欲しい！
今は、正しい恐れを抱くときです。
今、早急にやるべきことは、日本にある全ての原発を早急に停止して、火力・水力発電に切り替えることです。
今回の地震は、世界最大のプレートである太平洋プレートが激しく動いて起きたものです。
次は、かなり高い確率で、駿河湾沖の巨大地震が想定されています。
地震列島の日本においては、そうした巨大地震が続いて起きても、何ら不思議ではありません。
現に今日に至るまで、最大震度6にも及ぶ地震が頻繁に続いています。
静岡には浜岡原発があり、さらに万が一青森県の六ヶ所村の原子燃料サイクル施設が直撃されるようなことがあれば、日本はおろか全世界が致命的な放射能の脅威に晒されることを夢忘れてはなりません。
今は、「いたずらに恐怖心を煽るな」とか、そんなお気楽なことを言っている場合ではないのです。
正真正銘、本当の危機が来ているのです。
ですから、福島原発はとにかく炉心冷却を進めて温度を下げ、状況が整い次第即刻コンクリートで固めて、原子炉と内部を封じ込める石棺(せっかん)をしなければなりません。
これは、チェルノブイリで取られた最終手段です。
今回の震災で頻繁に使われた言葉が、「想定外」という言葉でした。
ならば、福島原発事故も、この後に想定外の最悪が来ないとは言い切れないのです。
もし万が一その最悪が来たら、そのときは「想定外」では済みません。
ここでもう一つ、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、このような無謀な原発政策を営々と推進してきた張本人は、50年の長きに渡って政権を担当した自民党であり、その裏で国民を食い物にした官僚であり、原発を推し進めた一部の財界人であるということです。
この原発震災は、恐らくこのままでは済みません。
真のパニックは、「知らない」というなかにあるお気楽な気持ちに潜んでいます。日本の命運がかかったこの国家非常事態を、決して甘く見てはいけません。
今、私たちの眼前で展開されている放射能危機は、国家存亡に関わる未曾有の危機であり、最悪に備えた正しい恐れを持つことこそが、真の冷静さを呼び覚まし、そこに正しい情報と対処があることを再認識しましょう。
原発はパンドラの箱です。
海外メディアによれば、事ここに至ってなおフランスから日本に向けて、MOX燃料を船で輸送する予定であることが報じられています。
原発利権に絡む経済システムの持つ危うさに、私たちはいい加減に気付かなければいけません。
もうすぐ統一地方選が行われます。
焦点はただ一つです。
原発廃止か、原発擁護か。
原発は悪魔の所作です。
現に1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故は、25年経った今もその土地に人が住むことを許しません。
その後の放射能被爆者におけるガンや白血病の発症数は、数十万人とも言われていますが、その原因が証明できないとして、原発との因果関係は結論付けられていません。
しかし、数十万人の被爆者がそのように発症したことは事実でした。
福島原発事故が万が一最悪を引き起こせば、その規模はチェルノブイリの10倍と言われており、さらに福島原発はチェルノブイリにはなかったプルサーマル発電を採用しています。
要するにプルサーマル発電とは、ウランとプルトニウムを混合したMOX燃料を使って発電を起こすことで、特にこのプルトニウムが人類にとって最強の猛毒であり、チェルノブイリではプルトニウムは使用していませんでした。
福島原発の事故を絶対に侮ってはいけない理由が、ここにあります。
原発は悪魔の所作です。
即刻廃止しなければ、いつか日本は滅びます。
この素晴らしい日本を、私たちは安全に次世代に渡す責任があります。
まず、私たちはこの統一地方選において、その意志を示す必要があるのではないか。
強く、強く、そう思います。
11/3/27神戸 小泉
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今日は、私の意見を言わせて頂きます。
私たちは今、「正しい恐れ」を抱かなくてはなりません。
今回の東日本大震災は、もはや原発震災となりました。地震と津波で甚大な被害を受けた方々には、心からの哀悼の意を捧げます。
その上で、この原発震災が今、日本に住む私たちに何を突き付けているのかを、もっと深刻に捉えなければなりません。
まず、内閣総理大臣菅直人。あなたはだんまりを決め込んで官邸に閉じ籠り、この一刻を争う国家存亡の危機に、一体何をしているのか！一国の最高責任者として、閣僚も東電も原子力安全・保安院も、何もかもをまとめきれず、総理大臣として為すべき決断も出来ず、チェルノブイリの事故を超える可能性が福島原発にあるにも関わらず、第一に自らのパフォーマンスと菅内閣の延命だけを考えて、その結果の政策として、国民のパニックを押さえることのみに終始して、放射能のもたらす最悪の結末をはぐらかし、何が起きても「大した問題ではない！」という意味不明な会見を頻繁に官房長官に行わせ、いたずらに時間を経過させて事態を混乱に陥れています。
今こそ国家非常事態宣言を出して、復興の様々な障害となっている平時の法律の壁を取り払って、とにかく迅速に最悪に備えるリーダーシップを取るべきなのです。
今、菅内閣の次に特に酷いのがマスコミです。感動話ばかりを流して、私たちが世界が本当に欲しい情報を全くと言ってよいほど流していません。連日、東大系列の専門家と称する大先生がテレビ画面に登場して、安全だ安全だを連呼して、誰一人福島原発事故の最悪のケースに触れようとはしません。
以下が、内閣とマスコミと大先生方の発言です。
原子炉建屋の爆発は大きな問題ではない！
放射線物質を含んだ蒸気の放出も大きな問題ではない！
原子炉格納容器の損傷も大きな問題ではない！
使用済み燃料プールの水温上昇は大きな問題ではない！
食品や水の放射能汚染も大きな問題ではない！
さらに原発利権に狂奔してきた清水正孝東電社長の原発事故発生後の発言には、耳を疑うものがありました。
「大変な心配と迷惑を掛けてお詫び申し上げたい」
これは、単なる迷惑ではありません！
今や涙が出るほどの国家のヒーローとも言える原発の作業員の方の死亡や負傷に加え、牛乳や野菜や魚の放射能による汚染など、これまでに起きたことだけでも十二分に恐ろしいことで、それを清水氏は「迷惑を掛けた」としか思っていません。
こうした東電が東電なら、原発の安全を指導監督する、経済産業省原子力安全・保安院の取った行動にも驚きます。
福島第一原発に7人いるはずの検査官が、事故発生後から約一週間、自らが避難し不在だったというのです。
日本国民を未曾有の危機に晒しながら、原発の安全を指導監督する立場にある者が、この程度の自覚なのか！
これが、官民一体で押し進めてきた原発行政なのか！
内閣も東電も原子力安全・保安院も、この国難のときに全く機能していないことに、後日私たちはきちんと総括しなければなりません。
さらに私たちが想定しなければならないことは、福島第一原発の最悪のシナリオは、これらをさらに大きく凌駕するということです。
それは、1号機から6号機がメルトダウン(全炉心溶解)を起こし、4277トンの使用済み核燃料の過熱が制御不能となることです。これが人口1400万人の東京から240キロメートルしか離れていない場所で起こる可能性があり、すでに東京では水に微量の放射性物質が検出されています。
こうした国家存亡のときに、無為無策にいたずらに官邸に引きこもり、自らの責任を果たそうとしない菅直人。
放射能漏れは、安全だ安全だと語る専門家の大先生たち。
放射能漏れがそれだけ安全なら、何千億円もかけて原発を建造する必要なんてどこにあるのでしょう。
そんなに原発が安全なら、プレハブの掘っ立て小屋で炉心棒むき出しで運転したらいいのです。
さらに、専門家自身が原発事故の現場に入って安全だと説明し、微量だから健康に影響はないと説明した放射能に汚染された野菜や魚を食べて、水をがぶ飲みして私たちに見せて欲しい！
今は、正しい恐れを抱くときです。
今、早急にやるべきことは、日本にある全ての原発を早急に停止して、火力・水力発電に切り替えることです。
今回の地震は、世界最大のプレートである太平洋プレートが激しく動いて起きたものです。
次は、かなり高い確率で、駿河湾沖の巨大地震が想定されています。
地震列島の日本においては、そうした巨大地震が続いて起きても、何ら不思議ではありません。
現に今日に至るまで、最大震度6にも及ぶ地震が頻繁に続いています。
静岡には浜岡原発があり、さらに万が一青森県の六ヶ所村の原子燃料サイクル施設が直撃されるようなことがあれば、日本はおろか全世界が致命的な放射能の脅威に晒されることを夢忘れてはなりません。
今は、「いたずらに恐怖心を煽るな」とか、そんなお気楽なことを言っている場合ではないのです。
正真正銘、本当の危機が来ているのです。
ですから、福島原発はとにかく炉心冷却を進めて温度を下げ、状況が整い次第即刻コンクリートで固めて、原子炉と内部を封じ込める石棺(せっかん)をしなければなりません。
これは、チェルノブイリで取られた最終手段です。
今回の震災で頻繁に使われた言葉が、「想定外」という言葉でした。
ならば、福島原発事故も、この後に想定外の最悪が来ないとは言い切れないのです。
もし万が一その最悪が来たら、そのときは「想定外」では済みません。
ここでもう一つ、絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは、このような無謀な原発政策を営々と推進してきた張本人は、50年の長きに渡って政権を担当した自民党であり、その裏で国民を食い物にした官僚であり、原発を推し進めた一部の財界人であるということです。
この原発震災は、恐らくこのままでは済みません。
真のパニックは、「知らない」というなかにあるお気楽な気持ちに潜んでいます。日本の命運がかかったこの国家非常事態を、決して甘く見てはいけません。
今、私たちの眼前で展開されている放射能危機は、国家存亡に関わる未曾有の危機であり、最悪に備えた正しい恐れを持つことこそが、真の冷静さを呼び覚まし、そこに正しい情報と対処があることを再認識しましょう。
原発はパンドラの箱です。
海外メディアによれば、事ここに至ってなおフランスから日本に向けて、MOX燃料を船で輸送する予定であることが報じられています。
原発利権に絡む経済システムの持つ危うさに、私たちはいい加減に気付かなければいけません。
もうすぐ統一地方選が行われます。
焦点はただ一つです。
原発廃止か、原発擁護か。
原発は悪魔の所作です。
現に1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故は、25年経った今もその土地に人が住むことを許しません。
その後の放射能被爆者におけるガンや白血病の発症数は、数十万人とも言われていますが、その原因が証明できないとして、原発との因果関係は結論付けられていません。
しかし、数十万人の被爆者がそのように発症したことは事実でした。
福島原発事故が万が一最悪を引き起こせば、その規模はチェルノブイリの10倍と言われており、さらに福島原発はチェルノブイリにはなかったプルサーマル発電を採用しています。
要するにプルサーマル発電とは、ウランとプルトニウムを混合したMOX燃料を使って発電を起こすことで、特にこのプルトニウムが人類にとって最強の猛毒であり、チェルノブイリではプルトニウムは使用していませんでした。
福島原発の事故を絶対に侮ってはいけない理由が、ここにあります。
原発は悪魔の所作です。
即刻廃止しなければ、いつか日本は滅びます。
この素晴らしい日本を、私たちは安全に次世代に渡す責任があります。
まず、私たちはこの統一地方選において、その意志を示す必要があるのではないか。
強く、強く、そう思います。
11/3/27神戸 小泉
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